レーシングライダー北川圭一の2006年の世界での活躍をあますところなく皆さんにお伝えします。
北川圭一は、鈴鹿8耐決勝レース直前に2006年のシーズン終了をもって現役レーシングライダーを引退することを表明した。いよいよその日がやってきた、「ボルドール24時間耐久」が北川圭一にとっての現役最終レースになる。9月16日(土)マニクールサーキット(フランス)で行われた世界耐久選手権第7戦「ボルドール24時間耐久」決勝レースで 、北川圭一のカストロール・スズキは、2位ヤマハオーストリアに13ラップの差をつけて「優勝!!」。世界耐久選手権全7戦の内5戦に優勝、2位1回という見事な成績で「世界耐久連覇!!」を飾った。
9月14(木)・15日(金)予選
9月14、15日の両日、激しい雨の中行われた予選、カストロール・スズキは予選3番手からのスタートとなった、ポールポジションは同じカストロール・スズキの0号車が獲得した。
予選結果
1st 0 - Suzuki Castrol 0 - Suzuki GSX-R1000 - J.Da Costa - 2:00.841
2nd 55 - National Motos Honda - Honda CBR1000RR - O.Four - 2:01.586
3rd 1 - Suzuki Castrol 1 - Suzuki GSX-R1000 - V.Philippe - 2:02.059
4th 111 - Team Kawasaki France -Kawasaki ZX10R - P.Piot - 2:03.653
5th 94 - Yamaha GMT94 - Yamaha YZF-R1 - D.Vankeymeulen - 2:04.318
9月16日(土)15:00 決勝スタート (日本時間22:00)
前日までの激しい雨が上がり快晴だ、北川圭一の現役最終レースの幕が切って落とされた。スタート直後、2台のカストロール・スズキ、ヤマハ・オーストリア、ヤマハGMT94のトップ争いが続くが、カストロール・スズキ0号車が転倒、大きく後退した。そんな中、カストロール・スズキのバンサンはチャンピオンの貫禄を見せトップを奪い、2番手のマチューにバトンを渡す。
3時間経過、トラブルに見舞われ、ピットインを余儀なくされるチームが出始める中、カストロール・スズキの北川圭一、バンサン、マチューは快調に走行を重ねる。スタートから6時間経過、カストロール・スズキから2周遅れでヤマハGMT94、ヤマハ・オーストリア、カワサキフランスが続く。2周リードのままのこう着状態がしばらく続く。深夜、小雨が降り始め難しいコンディションになってきた、タイヤ選択が重要になってくる。21時間経過の頃には雨が激しくなった。こんな中、カストロール・スズキは実力を発揮、2位以下に10周の差をつける。そして、レース終了まで残すところ30分になったところでバンサンがピットイン。予定にはなかったことだが、ここで、すでに走行を終えていた北川圭一にバトンを譲った。北川圭一にチェッカーを受けさせるためだ。
スタートから24時間、北川圭一は2位ヤマハ・オーストリアに13周の差をつけてチェッカーフラッグを受けた。2006年世界耐久最終戦「ボルドール24時間耐久」という最高の舞台で勝利を飾り、世界耐久連覇!!を成し遂げた。北川圭一は現役最終戦を見事に締めくくった。
■北川圭一選手のコメント
「なんというか、本当に感無量ですね。まずは予選決勝を通じて転倒もなく、チームもトラブルなく走り終えて優勝でき、目標だった世界選手権を連覇できたことが、本当にうれしい。レースは、トラブルもミスもなく、本当に完璧でした。最初のうちは2番手以下との差が広がらない苦しい展開でしたが、朝になって雨になり、回りがペースをつかめないでいた局面で、ウチのチームはずっとマイペースで走り続けられた。本当に、チャンピオンにふさわしいレースができたと思います。途中、体調が悪く、走行順を変えてもらったりもしましたが、最後の走行を終えてピットに戻ると、みんなが拍手で迎えてくれて――。それで走り終えたと思っていたら、バンサンが『チェッカーを受けて欲しいから、最後の30分くらいに戻ってくる』と言ってくれたんです。それで、初めてのフィニッシュライダーとして、ボルドールを終えることができました。本当に最高の形で終われて、正直いって、泣いてしまいました。これでレースが全て終わるんだなぁ、と思ったら、感情が高ぶってしまって――。いままで応援してくれたファンのみなさん、スズキをはじめ、ずっとサポートを続けてくださったみなさんに、お礼を言いたいです。本当にありがとうございました」
(北川圭一選手のコメント部は「SUZUKI RACING INFORMATION」サイトより引用しました)
| 順位 | No. | ライダー | マシン | チーム | ラップ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 北川圭一 バンサン・フィリップ マチュー・ラグリブ |
Suzuki GSX-R1000 |
Suzuki Castrol Team | 785laps |
| 2 | 7 | Jerman Scarnato Giabbani |
Yamaha YZF-R1 |
Yamaha Austria | 772laps |
| 3 | 111 | Piot Plater Ailva |
Kawasaki ZX10R |
Team Kawasaki France | 762laps |
| 4 | 72 | Metro Delhalle Foray |
Suzuki GSX-R1000 |
Junior Team Suzuki LMS | 755laps |
| 5 | 55 | Protat Four Ribalta |
Honda CBR1000RR |
National Motos Honda | 752laps |
| 6 | 3 | Nowland Cudlin Miinin |
Yamaha YZF-R1 |
Yamaha Phase One | 750laps |
| 7 | 33 | Cuzin Giles Nuques |
Yamaha YZF-R1 |
Team Decibels Endurance | 746laps |
| 8 | 45 | Baratin Thuret Cheron |
Metiss 1000 |
Metiss JLC Moto | 740laps |
| 9 | 68 | Noyes Huvier Auger |
Yamaha YZF-R1 |
Team Power Bike | 737laps |
| 10 | 79 | Aliverti Pellizzon Veghini |
Aprilia RSV1000 | Aprilia Motociclismo Test Team | 736laps |


