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レース2006 結果詳細

レーシングライダー北川圭一の2006年の世界での活躍をあますところなく皆さんにお伝えします。

FIM世界耐久選手権第6戦オーシャスレーベン24時間耐久レース 結果詳細

2006 世界耐久選手権 第6戦「オーシャスレーベン24時間耐久」 ポール・トゥ・ウィンで優勝!!

8月12日(土)、オーシャスレーベンサーキット(ドイツ)で行われた世界耐久選手権の第6戦「オーシャスレーベン24時間耐久」決勝 。不完全燃焼に終わった8耐からわずか2週間、世界耐久連覇!!を果たすために非常に重要なレースを、北川圭一の「カストロール・スズキ」は、2位ヤマハオーストリアに4ラップの差をつけてのポール・トゥ・ウインで見事な勝利を飾った。

8月10(木)・11日(金)予選
10日と11日の両日に行われた予選、「カストロール・スズキ」はバンサンが1:28.616の予選最高ラップをたたきだしポールポジションを獲得した、北川圭一、マチューも快調だ。

予選結果
1st 1 - Suzuki Castrol Team - FRA - Suzuki GSX-R1000 - V.Philippe - 1:28.616
2nd 7- Yamaha Austria - AUT - Yamaha YZF-R1 - G.Giabbani - 1:29.493
3rd 8 - Kawasaki Bolliger Team - SUI - Kawasaki ZX10R - P.Muff - 1:30.103
4th 3 - Yamaha Phase One Endurance - GBR - Yamaha YZF-R1- D.Cudlin - 1:30.246
5th 13 - Yamaha PS-LSL Beck Racing - GER - YZF-R1 - R.Penzkofer - 1:31.439

8月12日(土)15:00 決勝スタート (日本時間22:00)
オーシャスレーベンサーキット(ドイツ)1周:3.667kmで争われた決勝。スタート直後、カストロール・スズキのバンサン、そしてヤマハ・オーストリアが飛び出す。3番手カワサキ・ボリジャー、4番手ヤマハ・フェーズワン以下を大きくリードする展開となった。最初のピットストップでカストロール・スズキがトップ、2番手を走行していたヤマハ・オーストリアは、フロントフェンダーステーの交換で50秒のタイムロス。ヤマハ・フェーズワンもトラブルでタイムロス。

バンサン、マチュー、北川圭一の順に、一人65分から70分を順調に走行。6時間経過の頃、カストロール・スズキは、2番手以下のチームを5ラップ引き離し、独走態勢に入った。その後もカストロール・スズキは順調に周回を重ね、翌朝を向かえる。2番手以下を、ヤマハ・オーストリア、カワサキ・ボリジャー、ヤマハ・フェーズワン、カワサキ・ディアブロ、アクロポリス・ヤマハが続く。この頃、コース上には小雨が降り出したが、カストロール・スズキは何の問題もなくトップを快走。

ゴールまで残り2時間、バンサンの走行中にチェーンが破損、急きょピットインをしいられた。しかしトラブルに見舞われた地点が幸いにもピットレーンの入口に近いところだった。なんとかピットまでたどり着き、チェーン交換、すばやい修復でトップのままコースに復帰。さらに、残り1時間になったとき、マシンに燃料漏れが発生。1ラップの時間を費やしてタンクを交換、ここもトップを譲ることなくコースに復帰、事なきを得た。ここ、オーシャスレーベンサーキットはコーナーが多く、世界耐久が行われるサーキットの中でも有数のタフなコースだ、ゴールまで気が抜けない。

スタートから24時間。終盤、2度のトラブルにもかかわらず、カストロール・スズキはスタートからゴールまで一度もトップを譲ることなく、2位ヤマハ・オーストリアに4ラップ差をつけての完勝だった。カストロール・スズキは、今回の勝利により35ポイント獲得、2位ヤマハ・オーストリアとの差は28ポイントに開いた。次回、第7戦「ボルドール24時間」(9月16日)は2006年世界耐久選手権の最終戦だ、そしてこのレースが北川圭一にとっての現役最終戦になる。この記念すべきレースに、北川圭一は「世界耐久連覇!!」をかけて挑む。

■北川圭一選手のコメント
「24時間も走っているとどこかに負荷がかかってしまう。今回は、終盤にチェーン切れがあったり、給油の時にガソリン漏れが見つかり、あわやというトラブルが起こってしまいました。幸いにも、チェーン切れにもピットまで戻ってこれたし、タンクの破損にはすぐにタンク交換ができました。リタイヤに結びつくこともあるトラブルにきちんと対処でき、幸運でした。24時間を走りきるにはこういうツキは絶対必要なものです。」

「8耐で不満足なレースをしてしまったので、今回、きちんと勝つことができてよかった、結果を出せたのは大きいです。今回は、ヤマハのマシンが速くて、いいレースができるかなと思っていたら、僕らを追ってくるチームにトラブルが起こり、序盤にリードを持てたのがよかった。でも、最後にはウチにも一歩間違ったらリタイヤにつながるようなことも起こり、やっぱり24時間って何があるかわからない。一人、65〜70分、1回に43周もしたんでさすがに疲れました。でも、いい流れで最終戦に向かえるので、この勢いのまま2連覇を達成したいですね。」



■北川圭一選手からの「オーシャスレーベン24時間」リポート

皆さんいつも応援ありがとうございます。鈴鹿8耐が終わって1週間後にドイツに向かいました、長い24時間耐久レースの始まりです。前回の鈴鹿でシリーズポイントを、2位のヤマハオーストリアに詰められたので、今回はチームとして確実に勝たないといけない1戦でした。予選はチームメイトのバンサンがトップタイムを叩き出し、ポールポジションからのスタートです。

レースは土曜日の午後3時スタート、日曜日の午後3時ゴールです。今年2度目のなが〜い24時間が始まります、スタートはバンサンです。ホールショットから2位のヤマハオーストリアを従え序盤はテールtoノーズです。少しずつ2位との差を広げ、次のマチューに交代。その後2番手のヤマハにトラブルもあり、アドバンテージがさらに広がり私の出番です、1回目の走行を確実に走り2位との差を広げバトンタッチ。私の2回目の走行からは日も暮れだし、長い夜に突入します。夜間の走行では、最初はラップタイムが日中より2秒くらいは落ちるのですが、走る度にラップタイムも上がり、真夜中には日中のタイムと変わらないくらいで走れてしまうのです、慣れってすごいですね!その後トラブルもなく順調に2位との差を広げ、レースの半分が過ぎました。夜中3時の時点で残り12時間なのです、本当に長いです!この夜中の時間帯は疲労がたまって1番つらい時です。

朝になり、バンサンが走行中にストップと聞きあわててピットに行きました。するとチェーンが走行中に切れ、惰性でピットに戻ってきたのです。(惰性でピットに戻ってこれたのはラッキーでした。)そこでスタッフの作業を見ていたのですが、素晴らしく早い作業で1位のままコースに送り出したのには鳥肌が立ちました。6ラップくらいの差があったと思うのだけど、3ラップほどのロスで直してしまったのです。その後つめられたアドバンテージを少しづつ広げてレースが進み、私の最後の走行も確実に走り終えピットに戻りました。ラストのバンサンに交代する時、ピット作業を見ていると、なんとガソリンタンクが破損して、ガソリンがもれているのです。スタッフがあわててピットにマシンを入れタンクを交換することになったのです。2位との差は4ラップほどしかありません。またもやあっというまにタンクを交換してトップのままコースイン。ロスタイムは2分程でした。圧巻です。そして長い長い24時間をトップでゴールしました。

この長くてつらいレースをチームが一丸となって勝利を獲得したのです。チェッカーを受けてスタッフみんなと抱き合って喜びました!これでシリーズポイントでも優位に立ち、2位との差が28ポイントとなりました。最終戦で仮にSERTがノーポイントに終わってもヤマハオーストリアが優勝しないかぎりチャンピオンが確定です。次のボルドール24時間耐久は2006世界耐久選手権の最終戦であり、私自身の現役最終レースです。2連覇はもちろん「優勝!!」を目指します。
現役最終レース、応援よろしくお願いします。

北川圭一

決勝結果順位

順位 No. ライダー マシン チーム ラップ
1 1 北川圭一
バンサン・フィリップ
マチュー・ラグリブ
Suzuki
GSX-R1000
Suzuki Castrol Team 891laps
2 7 Jerman
Scarnato
Giabbani
Yamaha
YZF-R1
Yamaha Austria 887laps
3 3 Nowland
Cudlin
Miinin
Yamaha
YZF-R1
Yamaha Phase One 882laps
4 8 Morillon
Saiger
Muff
Kawasaki
ZX10R
Kawasaki Bolliger Team 879laps
5 99 Nickmans
Fissette
Hendrickx
Yamaha
YZF-R1
Acropolis Zone Rouge
Yamaha
867laps
6 666 Hutchins
Rohtlaan
Cudlin
Kawasaki
ZX10R
Kawasaki Diablo Bolliger 866laps
7 21 Mizera
Seidel
Meyer
Honda
CBR1000RR
RMT21 Racing Honda 858laps
8 12 Carlberg
Anderson
Notman
Suzuki
GSX-R1000
Suzuki Fagersjo-el.se 856laps
9 9 Elsmann
Raub
Landgraf
Suzuki
GSX-R1000
Suzuki SRU
Sangerhausen
846laps
10 76 Schaffernak
Klein
Kitsch
Suzuki
GSX-R1000
Suzuki Austria Team 76 842laps
快走する北川圭一選手
「オーシャスレーベン24時間」の北川圭一選手
ポール・トゥ・ウインで優勝した北川圭一選手